「スポーツクラブを立ち上げたい!」という情熱は、ビジネスを始める上で何よりも大切なエネルギーです。しかし、情熱だけでは事業は続きません。
いかにして利益を生み出し、クラブを継続させていくか。その設計図が「ビジネスモデル」です。今回は、私がリストラ後、ゼロからジョイテック広島を立ち上げた経験をもとに、失敗しないビジネスモデルの作り方を具体的にお伝えします。
収益の柱は「会費」だけじゃない
多くの人が最初に考える収益源は、月々の会費です。もちろん、これはビジネスの基本となりますが、それだけに頼るのは危険です。
会費収入は、会員数の増減に大きく左右されます。少子化や人口減少が進む現代では、新規会員を継続的に獲得し続けるのは簡単ではありません。
では、どうすればいいのか?収益源を多角化し、会費に依存しないビジネスモデルを構築することが重要です。
- イベント・短期スクール開催
- 物販・オリジナルグッズ
- パーソナル指導・出張指導
これらの収益の柱を複数持つことで、クラブ経営はより安定します。
コスト構造を徹底的に「見える化」する
利益を最大化するためには、収益だけでなく、コストもしっかり管理する必要があります。クラブ運営にかかるすべての費用を洗い出し、何にどれだけの費用がかかっているかを把握しましょう。
- 人件費
- 施設利用料
- 保険料
- 広報費
- 備品費
大切なのは、これらのコストを「単なる支出」と捉えるのではなく、「未来への投資」として考えることです。例えば、広報費を増やせば、将来的に会員数が増え、収益アップにつながる可能性があります。
「時間」という資産をどう使うか?
スポーツクラブ経営において、最も重要な資源の一つが「時間」です。
1日24時間という限られた時間の中で、指導、事務作業、集客、経営戦略の立案などをこなさなければなりません。
- 効率化できる作業はアウトソーシング
- 指導時間の単価を上げる
成功事例から学ぶ「利益を生むビジネスモデル」
最後に、私が実際に経験した成功事例を一つご紹介します。
ジョイテック広島では、クラブの活動時間以外に、地域の幼稚園や保育園と提携して、出張体育指導を行っています。
これにより、会費収入とは別に安定した収益源を確保し、経営の安定化を図ることができました。また、出張指導を通じてクラブの認知度を高め、新規会員獲得にもつながっています。
また、未就学児からシニア世代の指導ができる関係から、役場や子ども会、福祉施設などからの依頼も増え、新たな利益を生み出すことにつながっています。
利益は情熱を継続させるためのガソリン
「スポーツが好きだから」という理由だけで事業を始めると、必ず壁にぶつかります。
利益は、決して悪いものではありません。それは、あなたの情熱を継続させるための「ガソリン」です。
今回お伝えしたポイントを参考に、あなたの情熱を現実のものにするためのビジネスモデルを、ぜひ設計してみてください。